「にこっと介護」

〜家族も自分も疲れないヒント〜

高齢者が洗濯物を取り込んでしまう時の対処法|ケアマネの2つの工夫

訪問先で、息子さんから困り事のお話がありました。

お母さんと息子さんの2人暮らし。

息子さんが洗濯物を干す。 しばらくして気づくと、いつの間にか取り込まれている。 取り込まれた洗濯物はまだ半乾き…😅

乾いていないことを伝えて、もう一度干す。 でもまた気づくと取り込まれている。

こんなやりとりを数回繰り返して…

息子さんの怒り💢

🌻 でも、その裏にあるお母さんの気持ち

お母さんはなぜ取り込むのか。

雨が降るんじゃないかと心配して、昔から慣れ親しんだ家事を一生懸命やってくれているんですよね。

怒りたくなる気持ちもわかる。 でもお母さんの気持ちも愛おしい。

「ありがとうなんだよね」

息子さんのその言葉に、胸がじんわりしました。

怒りだけで終わらせない。それがケアマネの仕事でもあります。

息子さんと一緒に考えた作戦がこれです。

  • ① デイサービスに出かけたら一番に洗濯から 早々に干して、お母さんが帰宅したら取り込んでもらう。「ありがとう、助かった!」で終われる。

  • ② 干し場をお母さんの目に届きにくい場所に変える 見えなければ気にならない。環境を変えるだけで、摩擦が減ることがあります。

🌻 在宅介護の「笑えるけど笑えない」あるある

21年この仕事をしていると、こういう場面によく出会います。

「鍵をどこに置いたかわからなくて、毎日探している」 「同じ話を1日に何度も聞く」 「せっかく作った食事を『食べてない』と言われる」

怒りたくなる。でも笑える。でもやっぱりしんどい。

その両方の気持ちを、一人で抱えているご家族がたくさんいます。

その「しんどい」を、一人で抱えないでください。 怒りと優しさの間で揺れる気持ち、ケアマネに話してみてくださいね。 解決策を一緒に考えましょう。

🌸 にこからのメッセージ

息子さんのように「ありがとうなんだよね」と思える瞬間が、また来ると信じています。

笑えるけど笑えない。でもそこに、家族の愛情がちゃんとあります😊

(息子さん、笑っちゃってごめんなさい🙏)