
1人暮らしの利用者さんに、 お薬の飲み忘れを防ぐ「服薬支援ロボ」を提案した時、 少しとがった口調でそう言われました。
飲み忘れが増えてきたご様子だったので 「安心して暮らせる方法のひとつですよ」 とお話ししたつもりだったんですが、
ご本人にとっては 「自分の衰えを認めさせられる」 ような気持ちだったのかもしれません。
その日の少し寂しそうな横顔が気になり、
正直、私も 「すすめない方が 良かったかな…」 と少し考えちゃいました。
それでも、ご家族とも相談しながら 「まずは一週間だけ、お試しで使ってみましょう」 ということになりました。
🌻「ロボットなんて」と言っていたのに……数日後の嬉しい変化
数日後、ハラハラしながらお宅を訪問すると、 利用者さんの表情がまったく違っていてビックリ!😲
「これ、便利な物があるねー! 忘れなくて安心だよ」
そう笑顔で話してくださって、 私も肩の力がふっと抜けました😊
今では「飲み過ぎ・飲み忘れ・飲み間違い」が すっかりなくなり、ご本人も自信を取り戻されたようです。
この服薬支援ロボ、仕組みはとってもシンプルなんです。
- 音声でお知らせ: 服薬の時間になると「お薬の時間です」と声で教えてくれます。
- ボタンを押すだけ: 受け取り口にその時間分のお薬が出てくるので、ボタンを押して受け取ります。
- 自分で飲む: あとはいつものように飲むだけ。
「全部お任せ」ではなく、 できることは自分でやりながら支えてもらえるのが、 このロボットの本当に良いところだなと思います。
🌻実はご家族の負担もグッと減る、嬉しいメリット✨
このロボット、実はご本人だけでなく、 離れて暮らすご家族にとっても大きな味方になります。
条件が合えば、薬局が 無料でレンタルしてくれるケースもあるんです (居宅療養管理指導などのサービスを利用する場合)。
しかも、中に入れるお薬のセットは、 すべて薬剤師さんがやってくれます👏
これまでご家族が毎週末にやっていた 「一週間分のお薬をハサミで切って、カレンダーに仕分ける」 という大変な手間が、一気にゼロになるんです。
🌻気になる費用は?
「無料の場合もある」と聞くと、逆に「じゃあ結局いくらかかるの?」と気になりますよね。パターンを整理するとこんな感じです。
- 薬局経由でレンタルする場合(居宅療養管理指導を利用) ロボ本体のレンタル自体は無料〜低額のケースが多いですが、薬剤師さんが訪問して行う「訪問薬剤管理指導」自体に介護保険の自己負担がかかります。負担割合に応じて、1回あたりおおよそ345円〜1,549円程度が目安です。
- 民間業者から自費でレンタルする場合 機種によって幅がありますが、月額1万円前後〜、初期費用が別途かかるタイプもあります。よりシンプルな機種であれば、3ヶ月8,000円台〜という選択肢もあります。
「うちはどちらのパターンになるんだろう?」と迷ったら、まずは担当のケアマネや、かかりつけの薬局に確認してみるのが、一番安く・確実に始められる方法です。
🌻利用する前に知っておきたいこと
とっても便利なロボットですが、誰でも使えるわけではなく、 いくつか条件もあります。
- 声のお知らせ(アラーム)に気づける方
- 自分でボタンを押して、お薬を受け取れる方
「うちの親でも使えるかな?」 「私の地域でも扱っているかな?」と思ったら、
まずはかかりつけの薬局や、 担当のケアマネさんに聞いてみて下さいね。
🌸その人らしさを残しながら、安心を増やす
最初は「ロボットなんて!」と強い抵抗があっても、 いざ使ってみると、生活がガラリと楽になることは たくさんあります。
それは決して「諦め」ではなく、 その人らしさを残しながら、 お互いの安心を増やすための前向きな選択肢です。
介護の毎日は、頑張りすぎないことが一番。 便利なサービスの手も上手に借りながら、 少しでも笑顔で過ごせる方法を、 一緒に見つけていきましょうね😊⭐️