
先日、ある利用者さんのお宅に訪問した時のこと。 いつもは「体が痛くて動くのがおっくうだわ〜」なんて言っている利用者さんが、その日はなんだかニヤニヤしながら、私にこんなことを言いました。
「ケアマネさん、できることは自分でやるの。私、すごいのよ。見てて!」
そう言いながら、何やら長い棒のような道具をごそごそと手に取って……
高いところにある窓のカーテンを、スルスルっと閉める。 私「お見事!👏」
冷蔵庫の上の段から、お気に入りの缶ジュースをスッと取る。 私「すごい!便利!」
そして最後に、これ以上ないくらいのドヤ顔でひとこと。
「ほらね、背中も搔けるんだから😄(ドヤッ)」
その魔法の棒の正体は、いわゆる「マジックハンド(リーチャー)」と呼ばれる道具でした。
手が届かない場所でも、重いものを無理に持ち上げなくても、自分の力でパッと届く。 「ただそれだけのこと」かもしれないけれど、自分でできたときの利用者さんの表情は、本当に誇らしげでした✨
🌻 つい手を出したくなっちゃう…その気持ち、すごく分かります
ケアマネの仕事をしていると、どうしても「何がお手伝い必要ですか?」「できないことは何ですか?」って、マイナスの方ばかりに目が向きがちになります。 でも本当は、ちょっとしたお助け道具ひとつで、「自分でできること」ってまだまだたくさんあるんですよね。
家族の介護をしていると、そばで見ているご家族はハラハラしちゃいますよね。 「危なっかしいから、私がやったほうが早い!」 「転んだら大変だから、お母さんは座ってて!」
って、ついつい先回りして、代わりにやってあげたくなる場面、本当にたくさんあると思います。
実はこれ、私だって、現場でいまだに何度も心が揺れ動く瞬間です(笑)
じーっと待つのって、結構忍耐がいりますし、見てるこっちが「ああっ、危ない!」って手が出そうになっちゃうんですよね😅
でも、「自分でできた!」っていう小さな達成感は、お年寄りの心をものすごく元気に、若返らせてくれます。 逆に、何でもかんでも周りがやってしまうと、体も心もどんどん元気がなくなっていっちゃうんです。
もちろん、転んでケガをしないのが大前提! ですが、安全な範囲であれば、ちょっと時間がかかっても「じっと見守って、本人に任せてみる」。これって、介護を長く続けていく上での、ものすごーーく大事なコツなんじゃないかなぁって思います。
🌸 にこからのメッセージ
よく「介護は手抜きも大事!」と言っている私ですが、道具に頼ることは、決して手抜きじゃありません。むしろ、本人の「自分でやりたい」っていう気持ちを長く守るための、立派な大作戦です🙌
私だって、便利グッズを使ったりしますもん(笑) お年寄りだって同じです。
できない部分は、道具や周りの力を借りたらいい。
「自分でやりたい」という気持ちを、これからもガミガミ言わずに(笑)、そっと大事に支えていきたいですね。
今日も一つ、誰かの「できた!」に出会えますように😊