
先日、ある訪問先で、利用者さんのお世話をしている70代の娘さんから、ちょっと申し訳なさそうにこんなお話しがありました。
「ケアマネさん、この前ね、訪問看護師さんにちょっと個人的なお願いをしちゃったんだけど……あれってやっぱり悪かったかな?😅」
お話を聞いてみると、こういうことでした。
「最近、背中がすごく痛くて湿布を貼りたかったの。でも、家に私しかいないからお願いできる人がいなくてね。自分でなんとか貼ろうと色々がんばってみたんだけど、手が届かなくて『くしゃっ』って丸まっちゃって……💦」
結局、そのあと訪問した看護師さんが「あ、いいですよ〜!」ってきれいに貼ってくれて、娘さんは一安心した、とのことでした😊
「本当にきれいに貼ってもらって助かったわ。でも、私もそろそろ、自分のことをお願いできる人を探さなきゃダメね」
その時の私は、「あ〜、分かります!湿布って一人で貼るの本当に難しいですよね!今は100円ショップでも一人で湿布が貼れる便利グッズが売ってますよ〜!」なんて、明るくグッズの話をしていました。
でも、訪問の帰り道。 車を運転しながら、ふとその時の娘さんの表情を思い返して、ハッと気づいたんです。
「あちゃー……私、娘さんが本当に欲しかった答えを間違えちゃったかもしれない」って、反省しました🙏
🌻 「湿布が貼れない」の裏にあった、本当の気持ち
娘さんが本当に困っていたのは、「湿布が一人で貼れないこと」じゃなかったんですよね。 「自分に何かあった時、頼れる人が誰もいない……」っていう、ふとした瞬間の「心細さ」だったのかもしれないなぁ、って後から気づきました。
「湿布がうまく貼れないの」 「お買い物に行くのがちょっと大変で」 「ゴミ出しが重くてしんどいなぁ」
これって一見すると、「日常の困りごと」に見えます。 だから、ついつい「じゃあヘルパーさんを呼びましょう!」「便利な道具を使いましょう!」って、目の前のことだけをパッと解決しようとしちゃいます。
でも、娘さんが本当に欲しかったのは、道具じゃなくて「大丈夫、一人で抱え込まなくていいんだよ」って言ってくれる人の存在だったのかなぁ。こういう大切な気持ちにハッとさせられる毎日です😅
🌸 にこからのメッセージ
あの時の娘さんはその後、私のちょっと的外れなグッズ紹介(笑)にもめげず、「ケアマネさん、ケアマネさん!」って、いつも私に笑顔を見せてくれます。
介護者さんは、ついつい「私ががんばらなきゃ」「周りに迷惑をかけちゃいけない」って、一人で抱え込みすぎてしまいがちですよね。
でも、どうか全部を自分で何とかしようとしないでくださいね。 「くしゃっ」となった湿布を誰かに「ちょっと貼って〜!」って気軽に言えるような、そんな頼れる人や場所を、少しずつでいいから周りに増やしていけたらいいな、って思います。
そして私も、そんな皆さんの小さなSOSにちゃんと気づけるケアマネであるよう、これからも一緒に前進していきたいです😊