「にこっと介護」

〜家族も自分も疲れないヒント〜

ペットボトルが開けられない高齢者に|万能オープナーで解決した話

先日、ある利用者さんのお宅に訪問した時のこと。 リビングに入ったら、利用者さんがニコニコしながら声をかけてくれました。

「ケアマネさん、今日も暑いね。今日はお嫁さんがコーヒーを準備してくれたから、一緒に少し飲んで行って😊」

冷蔵庫から大きなペットボトルのコーヒーを出してきてくれたんですが、その時に「ほらほら、これがあると開けやすいのよ」って、嬉しそうに便利グッズを見せてくれたんです。

それは、キャップも缶もこれ一つで開けられるオープナーでした。

「どうしても力が弱くなってね…これも嫁が見つけて準備してくれたの。とても重宝してるのよ」

若い頃は気にせずできていたことが、なかなかスムーズにいかない。 簡単そうに見えて、実は簡単ではないんですよね……。 お嫁さんの気遣いが、利用者さんの毎日を少し楽にしてくれているんだなと感じました。

お嫁さん、いろんなことに気づいてくれてありがとうです。そして、コーヒーも美味しかったです😋

🌻 自分の親のことになると、見えなくなる

でも、その帰り道。ふと実家の母のことが頭をよぎりました。

「そういえば、うちの母はどうだろう…?」

気になって、数日後に同じオープナーを実家に買って持って行ったんです。 そしたら母がそれを見て、こう言いました。

「これで、あなたが来ない日も一人でジュースが飲めるねぇ」

その言葉を聞いた瞬間、「ごめんね、お母さん。気づくのが遅くなりました🙏」って、心の中でめちゃくちゃ反省しました。

仕事では毎日たくさんの利用者さんに会っているのに、一番近くにいるはずの母の「できなくなってきたこと」には、全然気づけていませんでした。 家族のこととなると、近すぎるからこそ「いつも通り元気だろう」って思い込んで、逆に見えにくくなっちゃうものですかね😅

🌸 にこからのメッセージ

握力が弱くなるのは、歳を重ねれば誰にでも起こることです。 でも、本人はなかなか言い出せなかったり、「これくらい平気」って我慢しちゃったりするんですよね。

だから、もしご実家に帰る機会があれば、ペットボトルや缶をひとつ、「これ開けてみて〜」って渡してみてください。何気ないその動作の中に、大切な変化が隠れているかもしれません😊

ケアマネの私だって、自分の親のこととなると失敗ばかりです(笑) だから、皆さんも自分を責めなくて大丈夫。気づいたその時から、便利グッズの手を借りながら、一緒に「できた!」を増やしていきませんか。