
先日、朝の訪問に入ってもらっているヘルパーさんから、少し心配そうな報告がありました。
「お薬の声かけをすると『もう飲んだよ』『あれ?まだだったかなぁ』って利用者さんの返事があやふやで。まわりを見ても薬の殻が見当たらないんです」
これ、ケアマネとしては地味にヒヤッとするお話なんです😨 「薬まだ?」と言われて焦って確認せずに声をかけてしまうと、実はもう飲んでいて、逆に「もう一回飲んじゃう」という二重服薬(誤薬)のリスクがあるからです。
「これは何か対策をしなきゃ!」ということで、利用者さん、ご家族、ヘルパーさん、そして私の4人で相談することになりました。
🌻 良さそうなアイデアが、実は負担になることも?
最初に話し合いで出たのは、「飲んだ後の殻を、決まった小皿に入れてもらうのはどう?」という案でした。 シンプルで良さそう、と一瞬思ったんですが……。
実は、高齢の利用者さんにとって「今日から新しいルールを覚えてね」と言われること自体が、結構な負担になってしまうこともあるんですよね。「今日から小皿に入れてね」と言われても、つい忘れてしまうことだってあります。
「じゃあどうしよう?」ってみんなで頭をひねりました😅
話し合っていく中で、私たちが大事にしたいポイントが3つ見えてきたんです。
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本人の気持ち: 「自分のことは自分で続けたい」というプライドを守りたい
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本人の負担: 新しくて複雑なやり方は覚えきれない
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ご家族の安心: ちゃんと飲めているかを、そっと確認できる仕組みにしたい
この3つをすべて満たせそうな方法として、みんなで行き着いたのが「お薬カレンダー」を使うことでした。
ただ、ひとことにお薬カレンダーと言っても、今は種類が多すぎて選ぶだけで一苦労なんです(種類がありすぎて私も迷います!笑)。1週間用、1日ごと、見やすさ重視、ポケットの取り出しやすさ重視……。
「これならご本人も無理なく続けられそうだね」というものを、みんなでこだわって選びました。
🌸 にこからのメッセージ
お薬カレンダーを実際に使い始めてみると、飲みすぎや飲み忘れの心配が減っただけじゃなく、とっても嬉しい「思わぬ効果」もありました。
それは、「自分の薬は、自分でちゃんと管理できている」という、利用者さんの大きな自信に繋がったんです😊
今ではヘルパーさんが訪問するたびに、「ほら、今日の分の薬、ちゃんと飲みましたよ!」と、嬉しそうに自慢げに報告してくれるそうです🥰
使う道具そのものは、どこにでも売っているシンプルなものです。 でも、ただ道具をポンと渡すんじゃなくて、「本人が無理なく続けられるかどうか」を一番に考えて、みんなでワイワイ話し合って選んだからこそ、うまくいったんだと思います。
在宅介護って、教科書通りの正解がひとつじゃないからこそ、こうやって周りのみんなで「どうしよっか?」って話し合える関係が一番大事なんだな、とあらためて感じた出来事でした。
もし、お薬管理で「最近ちょっとあやふやだな……」と心配な方がいたら、ぜひヘルパーさんやケアマネに相談してみてくださいね。一緒に一番いい方法を考えていきましょう🌱